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皆さんこんにちは!
沖縄県名護市を拠点に建築物や施設の配管設備の設置、修理、メンテナンスなど、高品質な配管工事を提供している
株式会社純設備、更新担当の富山です。
目次
テーマ:持続可能な未来を支える配管工事の取り組み
近年、世界中で「地球温暖化」「資源枯渇」「廃棄物問題」といった環境課題が深刻化しています。
こうした背景の中で、建設業界や配管業界にも「環境に配慮した工事」が求められる時代がやってきました。
実は、配管工事は水やエネルギーの消費、資材の生産と廃棄など、環境に大きな影響を与える分野のひとつです。
そのため、業界では「環境負荷を軽減する取り組み」が急速に進んでいます。
今回は、配管工事の現場でどんな工夫や技術が取り入れられているのか、詳しくご紹介します!
配管工事で使用する素材は、製造・輸送・廃棄の段階で大量のエネルギーを消費し、CO₂を排出します。
そこで注目されているのが、「環境負荷の低い素材」の活用です。
ポリエチレン管
軽量で施工が容易、耐久性も高く、リサイクル可能な優れた素材です。腐食にも強いため長寿命で、交換頻度を減らせる=資源消費を抑えることができます。
ステンレス管
耐腐食性に優れており、再利用・リサイクルがしやすい点が評価されています。廃棄時にも資源として再利用可能で、資源循環の要となっています。
PVC管(塩ビ管)の進化
近年は製造工程での省エネ化が進み、CO₂排出量を従来より大幅に削減できるようになっています。
ポイント:
素材の選択ひとつで、工事の環境負荷は大きく変わります。
施工業者は「耐久性」「再利用性」「製造時の環境負荷」まで考慮した資材を選定する必要があります。
配管は「流れ」を扱う設備。エネルギー効率を改善する設計は、省エネのカギです。
断熱配管の導入
給湯配管に断熱材を使用することで、熱損失を大幅にカット。これにより、ボイラーや給湯器の稼働を減らし、CO₂排出を削減します。
省エネ型水流設計
配管の曲がり角や勾配を最適化し、水やガスの流れをスムーズに。ポンプや加圧機の負荷を軽減できるため、消費電力を削減できます。
未来型の事例:
近年はCADやBIMを活用して、施工前に流体シミュレーションを実施。
最もエネルギー効率の高い配管ルートを設計する取り組みが進んでいます。
工事現場では、金属くずやプラスチック片などの廃材が大量に発生します。
これらを適切に分別・リサイクルすることは、資源循環型社会を実現するための重要なポイントです。
現場での徹底分別
鉄・銅・ステンレスなどの金属系、プラスチック系、断熱材などを分け、リサイクル率を高めます。
産廃削減プログラム
メーカーや施工業者と連携し、廃材を再生資源として再利用する取り組みが増えています。
水不足や異常気象の影響で、水の使い方にも配慮が必要です。
配管工事では、水資源の循環利用に貢献できるシステム導入が進んでいます。
雨水利用システム
屋根で集めた雨水を、トイレ洗浄や植栽への散水に利用。上水の使用量を減らし、コスト削減にもつながります。
グレーウォーター循環
洗濯やお風呂で使用した水を処理し、再利用するシステム。特にホテルや大型商業施設で導入が進んでいます。
配管業界は、ただ「水やガスを通す」だけでなく、都市のサステナビリティを支える役割を担っています。
グリーンビル認証への対応
LEEDやCASBEEといった環境性能評価で、高評価を得るための設備設計が求められます。配管はその重要な項目です。
スマートシティへの貢献
IoTと連携し、水流や圧力、漏水をリアルタイムで監視するスマート配管システムが登場。都市全体で水資源とエネルギーの最適化を図る取り組みが進行中です。
配管工事は、私たちの生活を支えるだけでなく、「未来の地球を守る仕事」でもあります。
エコ素材や省エネ設計、廃材リサイクル、そしてIoTを活用した次世代システム――こうした取り組みは、持続可能な社会の実現に欠かせません。
環境への配慮は、もはや選択ではなく必須条件。
配管工事の現場では、こうした意識と技術革新がこれからさらに加速していくでしょう。
「第7シリーズ:配管工事に必要なスキルと資格」
現場で活躍するプロになるための条件や、必須資格、スキルアップの方法について、実践的に解説します!
次回もお楽しみに!
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沖縄県名護市を拠点に建築物や施設の配管設備の設置、修理、メンテナンスなど、高品質な配管工事を提供しております。
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